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REST APIとは|HTTPメソッド・エンドポイント・ステータスコードをやさしく解説

REST APIは、Webの仕組みをそのまま使ってシステム同士をつなぐ、もっとも広く使われている設計スタイルです。本記事では「APIとは何か」から、RESTの考え方、GET/POST/PUT/DELETEなどのHTTPメソッド、エンドポイントとリソース、ステータスコード、JSONによるやり取り、クエリパラメータ、認証の概要までをやさしく解説します。

公開: 2026-10-16

Webアプリやスマホアプリの裏側では、画面に表示するデータを取りに行ったり、入力した内容を送ったりする通信が絶えず行われています。その通信の窓口となる仕組みがAPIであり、なかでも現在もっとも広く使われている設計スタイルがREST APIです。本記事では、APIとは何か、RESTとはどんな考え方か、そしてHTTPメソッドやステータスコード、JSONによるやり取りまでを順を追って解説します。

APIとRESTとは何か

API(Application Programming Interface)とは、ソフトウェア同士がやり取りするための「窓口」や「約束ごと」です。たとえば天気アプリは、自分で気象データを持っているわけではなく、気象サービスのAPIに「この地域の天気を教えて」と問い合わせて結果を受け取っています。APIがあるおかげで、相手の内部構造を知らなくても、決められた手順でデータや機能を借りられるのです。

REST(REpresentational State Transfer)とは、そのAPIをWebの仕組み(HTTP)をそのまま素直に使って設計しようという考え方・スタイルです。RESTの考え方に沿って作られたAPIをREST APIと呼びます。RESTにはいくつかの原則がありますが、初心者がまず押さえるべきは次の2点です。

  • リソース指向:操作の対象を「ユーザー」「記事」「注文」といったリソース(資源)として捉え、それぞれにURL(住所)を割り当てます。
  • ステートレス:サーバーは前回のやり取りを覚えていない前提で、1回のリクエストに必要な情報をすべて含めて送ります。これによりサーバーを増やしやすく、スケールしやすくなります。

つまりREST APIは、「どのリソースに(URL)」「何をするか(HTTPメソッド)」を組み合わせて操作を表現する、シンプルで分かりやすい仕組みなのです。

HTTPメソッド:GET/POST/PUT/DELETE

REST APIでは、リソースに対して「何をしたいか」をHTTPメソッドで表します。代表的な4つは、データの基本操作であるCRUD(作成・参照・更新・削除)にほぼ対応しています。

メソッド意味CRUD
GETリソースを取得するRead(参照)
POSTリソースを新規作成するCreate(作成)
PUTリソースを更新(置き換え)するUpdate(更新)
DELETEリソースを削除するDelete(削除)

GETはもっともよく使うメソッドで、データを読み取るだけで対象を変更しません。何度実行しても結果が変わらない(副作用がない)ため、ブラウザのアドレスバーに入力するのもGETです。POSTは新しいデータを送って作成する操作で、フォームの送信などに使われます。PUTは既存のリソースを丸ごと更新し、DELETEは削除します。なお、一部だけを更新するPATCHというメソッドもよく使われます。

ここで重要なのがべき等性という性質です。GET・PUT・DELETEは「同じリクエストを何度送っても最終的な状態が同じ」になるべき操作で、これをべき等といいます。一方POSTは送るたびに新しいリソースが増えるため、べき等ではありません。通信が途中で失敗したときに安全に再送できるかどうかに関わる、大切な考え方です。

エンドポイントとリソース設計

エンドポイントとは、リソースにアクセスするための具体的なURLのことです。RESTでは、エンドポイントを名詞(リソース名)の複数形で表し、操作はメソッドで区別するのが定石です。たとえばユーザーを扱うAPIなら、次のように設計します。

GET /users → ユーザー一覧を取得
GET /users/123 → ID 123のユーザーを取得
POST /users → ユーザーを新規作成
PUT /users/123 → ID 123のユーザーを更新
DELETE /users/123 → ID 123のユーザーを削除

ポイントは、URLに/getUserや/deleteUserのような動詞を入れないことです。「何をするか」はメソッドが表すので、URLは「どのリソースか」だけを素直に表現します。これにより、エンドポイントの数を抑えつつ、規則的で予測しやすいAPIになります。

リソースには階層関係を持たせることもできます。たとえば/users/123/ordersなら「ID 123のユーザーの注文一覧」を意味します。こうしたURLの構造を分解して確認したいときは、URLパーサーツールでパスやクエリ部分を分けて眺めると、設計の意図が把握しやすくなります。複雑なエンドポイントほど、URLパーサーツールで各要素を切り分けて確認すると理解が進みます。

ステータスコードの読み方

リクエストに対して、サーバーは結果をHTTPステータスコードという3桁の数字で返します。先頭の数字でおおまかな意味が分かるようになっており、ここを押さえるとAPIの応答を素早く読み解けます。

区分意味代表例
2xx成功200 OK / 201 Created / 204 No Content
3xxリダイレクト301 Moved / 304 Not Modified
4xxクライアント側の誤り400 Bad Request / 401 Unauthorized / 404 Not Found
5xxサーバー側の誤り500 Internal Server Error / 503 Service Unavailable

2xxは成功を表し、データ取得に成功すれば200、新規作成に成功すれば201が返るのが一般的です。4xxはリクエストを送った側に問題があることを示し、404は「リソースが見つからない」、401は「認証が必要・失敗」、400は「リクエストの形式がおかしい」を意味します。5xxはサーバー内部の不具合で、利用する側ではなく提供側の問題です。エラーが起きたときは、まずこの番号を見て「自分側の問題か、相手側の問題か」を切り分けるのが第一歩です。

リクエストとレスポンス:JSONとクエリパラメータ

REST APIのデータのやり取りには、現在ほとんどの場合JSON(JavaScript Object Notation)という軽量なデータ形式が使われます。人間にも読みやすく、プログラムでも扱いやすいのが特長です。たとえばユーザー作成のPOSTリクエストでは、次のようなJSONを本文(ボディ)に入れて送ります。

{
  "name": "山田太郎",
  "email": "taro@example.com"
}

サーバーは処理結果を、同じくJSONで返します。たとえば作成に成功すれば、付与されたIDを含むレスポンスが返ってきます。受け取ったJSONが入り組んでいて読みにくいときは、JSONフォーマッターツールに貼り付けてインデントを整えると、構造が一目で分かります。改行のない1行のJSONも、JSONフォーマッターツールで整形すれば階層がはっきり見えるようになります。

一方、GETでデータを取得する際の絞り込みや並び替えにはクエリパラメータを使います。URLの末尾に?を付け、キー=値を&でつなげて指定します。

GET /users?role=admin&sort=created&page=2

この例は「管理者ロールのユーザーを、作成日順で、2ページ目だけ取得する」という意味です。パラメータがいくつも連なって読みにくいときは、前述のURLパーサーツールでクエリ部分をキーと値に分解すると確認が楽になります。

認証の概要

誰でも自由にアクセスできるAPIもありますが、多くのAPIは利用者を確認する認証(Authentication)を必要とします。RESTはステートレスなので、原則として毎回のリクエストに認証情報を含めて送ります。代表的な方式は次のとおりです。

  • APIキー:発行された文字列をヘッダーやクエリに付けて送る、もっとも手軽な方式。
  • Bearerトークン(JWTなど):ログイン後に受け取ったトークンをAuthorizationヘッダーに入れて送る方式。現在の主流です。
  • OAuth 2.0:第三者サービスのデータに、パスワードを渡さず安全にアクセスを認可する仕組み。「Googleでログイン」などで使われます。

いずれの方式でも、認証情報は秘密の鍵に相当します。URLのクエリに直接書くと履歴やログに残りやすいため、通常はヘッダーに入れ、必ずHTTPS(暗号化通信)でやり取りします。認証が通らなければ、前述の401や403(権限なし)が返ります。

ここまで見てきたように、REST APIは「リソース(URL)」「操作(HTTPメソッド)」「結果(ステータスコード)」「データ(JSON)」という少数の部品の組み合わせで成り立っています。まずは身近なAPIのレスポンスをJSONフォーマッターツールで整形して眺め、エンドポイントをURLパーサーツールで分解してみると、仕組みが具体的につかめるはずです。手を動かして観察することが、API理解への近道です。

なお本記事は一般的な情報の提供を目的としたものです。APIの仕様や認証方式、推奨される設計は提供元やバージョンによって異なり、時間とともに変わることもあります。実際に利用する際は、対象APIの最新の公式ドキュメントを必ず確認したうえで判断してください。

よくある質問

REST APIとは何ですか?

REST APIとは、REST(REpresentational State Transfer)という設計スタイルに沿って作られたAPIです。操作の対象を「ユーザー」「記事」などのリソースとして捉え、それぞれにURL(エンドポイント)を割り当て、GETやPOSTといったHTTPメソッドで操作を表現します。Webの仕組みであるHTTPを素直に使うため、シンプルで理解しやすいのが特徴です。

GET・POST・PUT・DELETEはどう使い分けますか?

データの基本操作CRUDに対応します。GETは取得(参照)、POSTは新規作成、PUTは更新(置き換え)、DELETEは削除です。GET・PUT・DELETEは何度送っても結果が同じになるべき等な操作で、POSTは送るたびに作成されるため、べき等ではありません。一部だけ更新するPATCHもよく使われます。

ステータスコードはどう読めばよいですか?

先頭の数字で大別できます。2xxは成功(200 OKや201 Createdなど)、3xxはリダイレクト、4xxはリクエスト側の誤り(404 Not Found、401 Unauthorizedなど)、5xxはサーバー側の誤り(500など)です。エラー時はまず番号を見て、自分側の問題か相手側の問題かを切り分けるのが基本です。

リクエストやレスポンスのデータ形式は何ですか?

現在のREST APIでは、ほとんどの場合JSON(JavaScript Object Notation)が使われます。人にもプログラムにも扱いやすい軽量な形式です。取得時の絞り込みや並び替えにはURL末尾のクエリパラメータ(?key=value&...)を使います。読みにくいJSONはJSONフォーマッター、複雑なURLはURLパーサーで分解すると確認しやすくなります。

WAZA TOOLSのJSONフォーマッターやURLパーサーは安全に使えますか?

はい。WAZA TOOLSのJSONフォーマッターやURLパーサーはすべてブラウザ内で処理され、貼り付けたデータがサーバーに送信・保存されることはありません。スマートフォンでも利用でき、何度でも無料でご利用いただけます。APIのレスポンスやエンドポイントを安心して確認できます。