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Markdownの表の書き方|パイプとハイフンの記法・列の寄せ・改行のコツ

Markdownの表は、パイプ(|)とハイフン(-)を組み合わせるだけで作れる手軽な記法です。本記事では、ヘッダー行と区切り行の基本構造、コロン(:)の位置で決まる列の寄せ、セル内で改行やパイプを扱うコツ、そしてGitHubやNotionでの表示の違いまで、実例とともにやさしく解説します。

公開: 2026-10-16

READMEやドキュメント、ブログ記事などで、項目を整理して見せたいときに便利なのがMarkdownの表(テーブル)です。HTMLの<table>タグを書かなくても、パイプ(|)とハイフン(-)を並べるだけで、行と列のある見やすい表を作れます。本記事では、Markdownの表の基本構造から、列の寄せ方、セル内で改行やパイプを扱う方法、各サービスでの表示の違いまでを実例つきで解説します。

Markdownの表の基本構造

Markdownの表は、ヘッダー行・区切り行・データ行の3つの要素でできています。次の例を見てください。

| 商品 | 価格 | 在庫 |
| --- | --- | --- |
| りんご | 100円 | あり |
| みかん | 80円 | なし |

これは次のように表示されます。

商品価格在庫
りんご100円あり
みかん80円なし

1行目がヘッダー(見出し)、2行目が区切り行と呼ばれるハイフンの行です。この区切り行があることで、Markdownはそのブロックを「表である」と認識します。3行目以降が実際のデータです。各セルはパイプで区切り、行の先頭と末尾のパイプは省略できる場合もありますが、付けておいた方が見やすく、誤認識も防げます。

手で1文字ずつ書くと桁ずれしやすいため、まずはMarkdownテーブル生成ツールでフォームに値を入れて出力し、生成されたコードを観察すると構造がつかみやすいでしょう。

パイプとハイフンの記法ルール

表を正しく表示させるには、いくつかのルールがあります。順番に確認しましょう。

  • 区切り行は必須:ヘッダー行の直下に、各列につき最低1個のハイフン(-)を含む区切り行が必要です。これがないと、ただの段落として扱われます。
  • 列数はパイプで決まる:区切り行のセル数が列数の基準になります。ヘッダーとデータ行のセル数はこれに合わせます。
  • ハイフンの数は自由:---でも-でも構いません。ソースの見栄えを整えるために桁数をそろえる人が多いですが、表示結果には影響しません。
  • セル内の空白は無視される:セルの前後の余分なスペースは表示時に削られます。ソース上で桁をそろえるために使って大丈夫です。

つまり、ソースコードの見た目を整える空白やハイフンの数は、最終的な表示には影響しません。読みやすさのために整形しておくと、後から編集するときに楽になります。

左・中央・右寄せ:コロンの位置

表の各列は、区切り行のコロン(:)の位置で文字寄せを指定できます。価格や数量などの数値は右寄せにすると、桁がそろって読みやすくなります。

区切り行の書き方寄せ方
:---左寄せ
:---:中央寄せ
---:右寄せ
---指定なし(多くは左寄せ)

コロンは「文字を寄せたい側」に置く、と覚えると分かりやすいです。左にコロンなら左寄せ、両端にコロンなら中央寄せ、右にコロンなら右寄せです。実際の区切り行は次のようになります。

| 商品 | 価格 |
| :--- | ---: |
| りんご | 100円 |

この場合、「商品」列は左寄せ、「価格」列は右寄せになります。寄せの指定は列ごとに独立しているので、表のなかで列ごとに使い分けられます。

セル内の改行とパイプのエスケープ

Markdownの表で初心者がつまずきやすいのが、セル内の改行とパイプ文字の扱いです。

セル内で改行したいとき

表のセルの中では、ソース上で単純に改行しても反映されません。1つのセル内で改行を入れたい場合は、HTMLの<br>タグを使います。たとえば1行目<br>2行目と書くと、セル内で2行に分かれて表示されます。

セル内でパイプを使いたいとき

パイプ(|)はセルの区切り文字なので、そのまま書くと列が分割されてしまいます。セル内の文字としてパイプを表示したい場合は、バックスラッシュを付けて\|とエスケープします。コードを示す場合は、バッククォートで囲んだインラインコード内に書くと、エスケープ不要で済むこともあります。

  • 改行:<br> を使う(ソース上の改行は無効)
  • パイプ:\| とエスケープする
  • 強調や装飾:セル内でも **太字** や `コード` などの記法が使える

長い文章やコードを多く含む表は、手書きだとエスケープ漏れが起きがちです。Markdownテーブル生成ツールに内容を入力して出力すれば、区切り行やパイプの整形をまとめて任せられます。

GitHubやNotionでの表示の違い

Markdownの表は、サービスによって対応状況や表示が少しずつ異なります。代表的な環境の違いを押さえておきましょう。

環境表の対応備考
GitHub対応GFM準拠。コロンでの寄せや<br>改行も使える
Notion対応貼り付け時に表ブロックへ変換されることが多い
素のMarkdown非対応の場合あり表は拡張記法。GFM等の拡張が必要

注意したいのは、表が本来のMarkdown標準仕様には含まれない拡張記法だという点です。GitHubで使われるGFM(GitHub Flavored Markdown)をはじめ、多くの環境が対応していますが、古いツールや最小構成の変換器では表が崩れたまま表示されることがあります。Notionのように、Markdownを貼り付けると独自の表ブロックへ自動変換するサービスもあり、その後の編集はそのサービスのUI上で行うことになります。長い文書では、表とあわせてMarkdown目次生成ツールで見出しから目次を作っておくと、読み手が全体像をつかみやすくなります。

きれいに書くコツとよくあるミス

最後に、表をきれいに保つコツと、つまずきやすいポイントをまとめます。

  • 区切り行を忘れない:表にならない原因の多くは区切り行の抜けです。ヘッダーの直下に必ず置きましょう。
  • 列数をそろえる:ヘッダー・区切り行・データ行でセル数が食い違うと崩れます。空セルは中身を空にしてパイプだけ残します。
  • 前後に空行を入れる:表の前後に空行がないと、直前の段落と結合されて表と認識されないことがあります。
  • 整形は無理に手作業でしない:桁ぞろえは読みやすさのためであり、表示には影響しません。手間ならツールに任せましょう。

Markdownの表は、パイプとハイフンという2つの記号と、コロンによる寄せ指定さえ覚えれば、誰でもすぐに書けるようになります。まずは小さな表から試し、改行やパイプのエスケープが必要になったら本記事を見返してください。実際の出力を確認したいときはMarkdownテーブル生成ツールを、長文の見出し整理にはMarkdown目次生成ツールを併用すると効率的です。

なお本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。Markdownの表の挙動は利用するサービスや変換器のバージョンによって異なる場合があるため、最新の公式情報やドキュメントを確認のうえ判断してください。

よくある質問

Markdownで表を作る最低限の書き方は?

ヘッダー行、区切り行、データ行の3つを書きます。たとえば「| 列A | 列B |」というヘッダー行の直下に「| --- | --- |」という区切り行を置き、その下に「| 値1 | 値2 |」のようにデータ行を続けます。各セルはパイプ(|)で区切り、区切り行には各列に最低1個のハイフンを入れます。

列を中央寄せや右寄せにするには?

区切り行のハイフンにコロン(:)を付けて指定します。左寄せは「:---」、中央寄せは「:---:」、右寄せは「---:」です。コロンを置いた側に文字が寄ると覚えると分かりやすく、価格や数量などの数値列は右寄せにすると桁がそろって読みやすくなります。

セルの中で改行するにはどうすればいいですか?

ソース上で単純に改行しても反映されないため、セル内で改行したい位置にHTMLの<br>タグを書きます。たとえば「1行目<br>2行目」と書くと、1つのセルの中で2行に分かれて表示されます。多くのサービスがこの方法に対応しています。

セル内でパイプ(|)の文字を表示するには?

パイプはセルの区切り文字なので、そのまま書くと列が分かれてしまいます。文字として表示したい場合は、バックスラッシュを付けて「\|」とエスケープします。コードを示すときは、バッククォートで囲んだインラインコード内に書くとエスケープが不要になる場合もあります。

Markdownテーブル生成ツールに入力した内容はサーバーに送信されますか?

WAZA TOOLSのMarkdownテーブル生成ツールはすべてブラウザ内で処理され、入力した内容がサーバーに送信・保存されることはありません。スマートフォンでも利用でき、何度でも無料で表のMarkdownを作成できます。