計算

戌の日の安産祈願はいつ?妊娠5ヶ月の数え方と大安・土日の選び方

安産祈願(帯祝い)は「妊娠5ヶ月の戌の日」に行うのが昔からの目安です。では、妊娠5ヶ月とは具体的にいつで、戌の日と大安・土日が重ならないときはどうすればよいのでしょうか。妊娠週数の数え方と出産予定日からの逆算、出産予定日別の戌の日の例、日の選び方、当日の準備の目安までを順に解説します。

公開: 2026-10-16

妊娠中期に入ると、家族から「戌の日はいつ?」と聞かれることがあります。安産祈願は妊娠5ヶ月の戌の日に行うのが昔ながらの目安ですが、実際には体調や家族の予定に合わせて日を選ぶ人も多くいます。この記事では、日取りを決めるのに必要な「妊娠5ヶ月の数え方」「戌の日の見つけ方」「大安・土日との重ね方」を、具体的な日付とあわせて整理します。

戌の日の安産祈願(帯祝い)とは

戌の日は、日付に十干十二支を順番に割り当てた「日の干支」で、十二支が戌にあたる日です。十二支は1日ごとに進むため、戌の日は12日ごとにめぐってきます。ひと月に2〜3回、1年では30回ほどです。

犬はお産が軽く、一度にたくさんの子を産むことから、安産の象徴とされてきたといわれます。安産祈願で知られる水天宮(東京都中央区)は、戌の日を「安産の象徴とされている犬(戌)にあやかり、ご妊婦様の安産を願う日」と説明し、妊娠5ヶ月目の戌の日を目安に安産祈願や帯祝いを行うと案内しています(水天宮「戌の日について」)。帯祝いは、お腹に腹帯(岩田帯)を巻いて安産を願う習わしで、いまは神社やお寺でご祈祷を受け、腹帯やお守りを授かる形が一般的です。

妊娠5ヶ月はいつ?週数の数え方と予定日からの逆算

妊娠週数は、最終月経の初日を「妊娠0週0日」として数え、それに280日を加えた妊娠40週0日が出産予定日とされます(法務省民事局参事官室「妊娠の期間等に関する報告書」)。予定日は妊娠初期の超音波検査の結果で修正されることも多いので、計算には健診で伝えられた最新の予定日を使いましょう。

妊娠月数は、4週を1ヶ月として数えるのが一般的です。そのため妊娠5ヶ月は16週0日〜19週6日で、出産予定日から数えると168日前〜141日前にあたります。

妊娠月数妊娠週数出産予定日から見た時期
4ヶ月12週0日〜15週6日196日前〜169日前
5ヶ月16週0日〜19週6日168日前〜141日前
6ヶ月20週0日〜23週6日140日前〜113日前

たとえば出産予定日が2027年4月1日なら、妊娠5ヶ月は2026年10月15日(木)〜11月11日(水)で、この間の戌の日は10月15日・10月27日・11月8日の3回です。週数と月数の関係は出産予定日の計算と妊娠週数の数え方でも解説しています。

出産予定日別・妊娠5ヶ月の戌の日の例

出産予定日が2027年4月〜12月の各月1日の場合の、妊娠5ヶ月の期間と戌の日は次のとおりです。カッコ内は曜日と六曜です。

出産予定日妊娠5ヶ月の期間期間中の戌の日
2027年4月1日2026年10月15日〜11月11日10月15日(木・先勝)、10月27日(火・先勝)、11月8日(日・先勝)
2027年5月1日2026年11月14日〜12月11日11月20日(金・先負)、12月2日(水・先負)
2027年6月1日2026年12月15日〜2027年1月11日12月26日(土・仏滅)、1月7日(木・仏滅)
2027年7月1日2027年1月14日〜2月10日1月19日(火・大安)、1月31日(日・大安)
2027年8月1日2027年2月14日〜3月13日2月24日(水・赤口)、3月8日(月・友引)
2027年9月1日2027年3月17日〜4月13日3月20日(土・友引)、4月1日(木・友引)、4月13日(火・先負)
2027年10月1日2027年4月16日〜5月13日4月25日(日・先負)、5月7日(金・大安)
2027年11月1日2027年5月17日〜6月13日5月19日(水・大安)、5月31日(月・大安)、6月12日(土・赤口)
2027年12月1日2027年6月16日〜7月13日6月24日(木・赤口)、7月6日(火・友引)

予定日が月の途中の場合や、祝日もまとめて確認したい場合は、戌の日計算ツールに出産予定日を入れると、妊娠5ヶ月の戌の日が六曜・土日祝・妊娠週数つきで一覧になります。

大安・土日祝と重なる日の選び方

六曜(大安・仏滅など)は暦に書かれる吉凶の目安で、科学的な根拠があるものではありませんが、お祝いごとには大安を選びたいという家族も少なくありません。一方で、家族がそろって行ける土日祝を重視する人もいます。候補が複数あるときは、たとえば次の順に探していく方法があります。

  1. 妊娠5ヶ月の戌の日のうち、大安で、しかも土日祝の日
  2. 土日祝の戌の日
  3. 大安の戌の日(平日)
  4. 条件が合わなければ、5ヶ月中の平日の戌の日や、戌の日以外の大安・土日

とはいえ、戌の日・大安・土日祝がそろう日は多くありません。2026年・2027年はどちらも戌の日が30日あり、そのうち大安と重なるのは次の日です。

年大安と重なる戌の日うち土日とも重なる日
2026年1月24日(土)、2月5日(木)、5月24日(日)、6月5日(金)1月24日、5月24日
2027年1月19日(火)、1月31日(日)、5月7日(金)、5月19日(水)、5月31日(月)、9月4日(土)、9月16日(木)、9月28日(火)1月31日、9月4日

条件のそろう日は、神社やお寺が特に混み合いやすい日でもあります。待ち時間が長くなると体の負担になるため、受付時間や予約の要否、駐車場の有無などを事前に確認しておきましょう。水天宮の案内では、混み合う戌の日を避けて別の日にご祈祷を受け、戌の日に自宅で腹帯を巻いてお祝いする人もいると紹介されています(水天宮「安産祈願」)。

腹帯・初穂料・服装・持ち物の目安

腹帯

腹帯には、昔ながらのさらしの帯(岩田帯)のほか、腹巻きタイプやガードルタイプの妊婦帯があります。ご祈祷のときに腹帯を授与する神社・お寺や、持参した腹帯をお祓いしてもらえるところもあるので、事前に確認しておくと安心です。腹帯を使うかどうかや巻き方は体調や体型によって合うものが違うため、気になるときは医師・助産師に相談しましょう。

初穂料(祈祷料)

金額は参拝先によって異なります。たとえば水天宮では、2026年10月時点の公式サイトで、ご祈祷のみが1万円〜、腹帯(御子守帯)または小布御守が付く場合が1万2千円〜と案内されています(水天宮「ご祈祷(御初穂料)・撤下品」)。のし袋に入れる場合は、紅白の蝶結びの水引を選び、表書きを「御初穂料」(お寺では「御祈祷料」など)とするのが一般的とされますが、納め方は参拝先の案内に従ってください。

服装・持ち物

  • 服装:お腹を締め付けず、体を冷やさない服装に、ヒールの低い歩きやすい靴が基本です。水天宮では、お腹を締め付けない服装で、シンプルなデザインのワンピースやマタニティフォーマルなどをすすめ、露出の多い服やジーンズ、サンダルなどは避けるよう案内しています。
  • 持ち物:初穂料、腹帯(持参してお祓いを受ける場合)、母子健康手帳やマイナ保険証(資格確認書)など外出先で受診するときに必要なもの、飲み物、羽織るものなどが一般的な目安です。

体調を最優先に、日をずらしても大丈夫

安産祈願でいちばん大切なのは、妊婦さんの体調です。妊娠5ヶ月ごろは体調が落ち着いてくる人が多いといわれますが、個人差は大きく、つわりが続いていたり、医師から安静をすすめられていたりすることもあります。水天宮も「近年では戌の日にこだわらず妊婦様のご体調のいい日に、ご祈願いただくことも一般的になっております」と案内しています。

  • 5ヶ月の戌の日にこだわらず、前後の月(4ヶ月の終わりや6ヶ月)の戌の日や、戌の日以外の日に変えてもよいとされています。
  • 妊婦さんの代わりに家族が参拝する代理での祈願や、郵送でのご祈祷を受け付けている神社・お寺もあります。
  • 暑さ・寒さの厳しい時期や雨の日は、移動手段や待ち時間に無理がないかを考えて決めましょう。
  • 外出してよいか不安なとき、お腹の張りや出血などがあるときは、かかりつけの医師・助産師に相談してください。

身内に不幸があった場合、神社では一般に忌の期間(五十日祭まで)は参拝を控え、忌明け後であれば差し支えないとされています(神社本庁「服忌について」)。地域の慣例や参拝先によって考え方が異なるため、気になるときは問い合わせてから日程を決めると安心です。

前後の月の候補は、戌の日計算ツールなら妊娠4ヶ月・6ヶ月の戌の日もまとめて表示でき、選んだ日をスマホのカレンダーに登録することもできます。今の妊娠週数や予定日を確かめたいときは出産予定日計算ツールも役立ちます。

※本記事は、2026年10月時点の水天宮・神社本庁の案内や法務省の資料などをもとに、安産祈願の日取りの一般的な目安をまとめたものです。しきたりや受付方法、初穂料は地域や神社・お寺によって異なります。妊娠週数・出産予定日は目安です。体調や外出に不安があるときは、かかりつけの医師・助産師にご相談ください。六曜は暦注の一つで、科学的な根拠があるものではありません。

よくある質問

戌の日の安産祈願はいつ行けばいいですか?

妊娠5ヶ月(16週0日〜19週6日)の戌の日が昔からの目安です。ただし決まりではなく、体調や家族の予定に合わせて、5ヶ月中の別の日や前後の月の戌の日、戌の日以外の日に行く人も多くいます。水天宮も、近年は戌の日にこだわらず体調のよい日に祈願を受けることも一般的になっていると案内しています。

妊娠5ヶ月は出産予定日から数えていつですか?

出産予定日を妊娠40週0日とし、4週を1ヶ月として数えると、妊娠5ヶ月は予定日の168日前〜141日前です。たとえば予定日が2027年4月1日なら、2026年10月15日〜11月11日で、この間の戌の日は10月15日・10月27日・11月8日です。

戌の日はどのくらいの間隔でありますか?

戌の日は日の干支(十二支)が戌にあたる日で、12日ごとにめぐってきます。ひと月に2〜3回、1年では30回ほどで、2026年・2027年はどちらも30日あります。

2027年に大安と重なる戌の日はいつですか?

2027年の戌の日のうち大安と重なるのは、1月19日(火)・1月31日(日)・5月7日(金)・5月19日(水)・5月31日(月)・9月4日(土)・9月16日(木)・9月28日(火)の8日です。このうち土日とも重なるのは1月31日と9月4日です。

戌の日に行けないときは、日をずらしても大丈夫ですか?

大丈夫とされています。妊婦さんの体調を最優先に、前後の月の戌の日や戌の日以外の大安・土日などを選ぶ人も多くいます。家族が代わりに参拝する代理での祈願や、郵送でのご祈祷を受け付けている神社・お寺もあります。外出に不安があるときは医師・助産師に相談してください。

安産祈願の初穂料はいくらですか?

参拝先によって異なります。たとえば水天宮では、2026年10月時点で、ご祈祷のみが1万円〜、腹帯または小布御守が付く場合が1万2千円〜と案内されています。金額や納め方は、お参りする神社・お寺の公式サイトなどで確認してください。

安産祈願にはどんな服装で行けばいいですか?

お腹を締め付けず、体を冷やさない服装と、ヒールの低い歩きやすい靴が基本です。水天宮では、シンプルなデザインのワンピースやマタニティフォーマルなどをすすめ、露出の多い服やジーンズ、サンダルなどは避けるよう案内しています。参拝先の案内もあわせて確認しましょう。