赤ちゃんのお祝い行事はいつ?お七夜・お宮参り・お食い初め・初節句・七五三の日にちの数え方
お七夜・お宮参り・お食い初めの「生後◯日目」は、生まれた日を1日目として数えるのが一般的です。出生届の期限と休日の扱い、男の子と女の子で違うお宮参りの日、初節句を翌年にする考え方、七五三の満年齢と数え年まで、2026年10月16日生まれの早見表とあわせて時系列で解説します。
妊娠中の戌の日の安産祈願に続き、赤ちゃんが生まれると、最初の100日だけでもお七夜・出生届・お宮参り・お食い初めと行事や手続きが続きます。行事には「生後◯日目」と数えるものと、3月3日や11月15日のように日付が決まっているものがあり、前者は数え方、後者は「何歳の年に祝うか」がポイントです。自治体や農林水産省、神社本庁などの案内をもとに、一般的な目安と地域による違いを整理します。
生まれてから13歳ごろまでの行事と手続きの一覧
主な行事と手続きを時期の早い順に並べると、次のとおりです。初正月・初節句・ハーフバースデーの順番は、生まれた月によって入れ替わります。
| 行事・手続き | 時期の目安 |
|---|---|
| お七夜(命名) | 生後7日目 |
| 出生届(手続き) | 生まれた日を含めて14日以内 |
| お宮参り | 生後1か月ごろ(男の子と女の子で日が違うとされることが多い) |
| お食い初め(百日祝い) | 生後100日目ごろ |
| 初正月 | 生まれて初めてのお正月 |
| 初節句 | 生まれて初めての節句(女の子は3月3日、男の子は5月5日) |
| ハーフバースデー | 生後6か月 |
| 初誕生(1歳の誕生日) | 満1歳 |
| 七五三 | 3歳(男女)・5歳(男の子)・7歳(女の子)の11月15日ごろ |
| 1/2成人式 | 10歳(小学4年生のころ) |
| 十三詣り | 数え年13歳の春 |
このうち出生届だけは法律で期限が決まっている手続きで、ほかの行事の日にちはどれも目安です。
「生後◯日目」は生まれた日を1日目として数える
お七夜・お宮参り・お食い初めの「◯日目」は、生まれた日を1日目として数えるのが一般的です。岡山市も、お七夜を「産まれた日を含めて7日目に行う、名づけの行事」と紹介しています(岡山市「子どもが産まれてから7歳までのお祝い行事について」)。
◯日目 = 誕生日 +(◯ − 1)日(例:2026年10月16日生まれなら、7日目は10月22日、100日目は2027年1月23日)
地域や家庭によっては翌日を1日目として数えることもあり、その場合はどの行事も1日ずつ後ろにずれます(2026年10月16日(金)生まれの例)。
| 行事 | 生まれた日を1日目(一般的) | 翌日を1日目 |
|---|---|---|
| お七夜(7日目) | 10月22日(木) | 10月23日(金) |
| お宮参り(男の子31日目) | 11月15日(日) | 11月16日(月) |
| お食い初め(100日目) | 2027年1月23日(土) | 2027年1月24日(日) |
出生届の期限は生まれた日を含めて14日以内
出生届は、14日以内(国外で生まれたときは3か月以内)に出すと戸籍法第49条で決まっています。日数の計算では初日を数えないのが民法第140条の原則ですが、戸籍の届出期間は「届出事件発生の日からこれを起算する」(戸籍法第43条)ため、生まれた日が1日目になります(e-Gov法令検索「戸籍法」、同「民法」)。10月16日生まれなら、14日目の10月29日が期限です。
期限の日が市区町村の休日(土日・祝日・年末年始)にあたるときは、休日の翌日が期限とみなされます(地方自治法第4条の2第4項)。休日が続くときは、休み明けの開庁日までです。
| 誕生日 | 14日目 | 提出期限 |
|---|---|---|
| 2026年10月18日(日) | 10月31日(土) | 11月2日(月) |
| 2026年12月17日(木) | 12月30日(水・年末年始) | 2027年1月4日(月) |
| 2027年4月20日(火) | 5月3日(月・憲法記念日) | 5月6日(木) |
年末年始の休日は市区町村の条例で決まります(表は12月29日〜1月3日として計算)。届出先は、子の出生地・本籍地または届出人の所在地の市区町村役場です(法務省「出生届」)。正当な理由なく期間内に届け出ないと、5万円以下の過料の対象になることがあります(戸籍法第137条)。届書には名前を書くので、お七夜のころまでに名前を決めておくと慌てずに済みます(農林水産省)。
お宮参り・お食い初めの日にちと地域による違い
お宮参りは男女で日が違うとされることが多い
お宮参り(初宮参り)は、氏神様に誕生を報告し、健やかな成長を祈る行事です。男女で日が違うとされることが多いものの、日にちは案内によって少しずつ異なります。
| 案内 | 男の子 | 女の子 |
|---|---|---|
| 神社本庁 | 31日目 | 33日目 |
| 水天宮 | 生後31日目 | 生後32日目 |
| 岡山市 | 生後32日が多い | 生後33日が多い |
| 農林水産省 | 生後30日前後 | 生後30日前後 |
神社本庁は「地域によって異なることもあります」としたうえで、子どもの体調や天候にも気を使い、期日の前後で最良の日を選んでお参りするのが一般的だと説明しています。岡山市も、真冬や真夏にあたる場合は時期をずらす人もいると紹介しています。
お食い初めは生まれた日を含めて100日目
お食い初めは、一生食べ物に困らないようにと願って、赤ちゃんに食べる真似をさせる儀式です。神社本庁によると、ちょうど100日目に祝うことから「百日(ももか)の祝い」とも呼ばれます。岡山市は「生後100日目前後」、農林水産省は「生後100日頃」と紹介しており、前後の都合のよい日に行うこともできます。110日目や120日目に行う地域もあるといわれます。
早見表:2026年10月16日生まれの行事日
2026年10月16日(金)生まれの赤ちゃんの行事日を、赤ちゃんの行事日計算ツールの初期設定で計算すると次のとおりです。
| 行事(生後日数・年齢) | 日付(曜日・六曜) |
|---|---|
| お七夜(7日目) | 2026年10月22日(木・友引) |
| 出生届の提出期限(14日目) | 2026年10月29日(木) |
| お宮参り・男の子(31・32日目) | 11月15日(日・仏滅)、11月16日(月・大安) |
| お宮参り・女の子(32・33日目) | 11月16日(月・大安)、11月17日(火・赤口) |
| 初正月(78日目) | 2027年1月1日(金・祝・仏滅) |
| お食い初め・百日祝い(100日目) | 2027年1月23日(土・先負) |
| 初節句・女の子(139日目) | 2027年3月3日(水・先勝) |
| ハーフバースデー(183日目・6か月) | 2027年4月16日(金・赤口) |
| 初節句・男の子(202日目) | 2027年5月5日(水・祝・先勝) |
| 1歳の誕生日(満1歳) | 2027年10月16日(土・先勝) |
| 七五三・3歳(男女) | 数え年 2028年11月15日(水・先勝)/満年齢 2029年11月15日(木・先勝) |
| 七五三・5歳(男の子) | 数え年 2030年11月15日(金・大安)/満年齢 2031年11月15日(土・仏滅) |
| 七五三・7歳(女の子) | 数え年 2032年11月15日(月・仏滅)/満年齢 2033年11月15日(火・先負) |
| 1/2成人式(10歳) | 2036年10月16日(木)が10歳の誕生日(小学4年生) |
| 十三詣り(数え13歳・満11歳) | 2038年4月13日(火・大安)ごろ |
ツールでは、お宮参り・お食い初め・初節句の前後7日の土日祝・大安・友引も候補日として表示します。生まれる前でも、出産予定日計算ツールで求めた予定日を誕生日の欄に入れれば、行事のおおよその時期がわかります。
初節句・初正月・ハーフバースデー・1歳の誕生日
初節句は翌年に祝うこともできる
初節句は、女の子は3月3日の桃の節句(ひな祭り)、男の子は5月5日の端午の節句です(神社本庁「節供」)。岡山市によると、岡山では旧暦の3月3日にあたる4月3日にひな祭りを祝うケースがほとんどです。
生後まもなく節句を迎える場合、岡山市は「赤ちゃんやママの体調に配慮し、無理をして行う必要はありません。翌年に、余裕をもって行いましょう」と案内しています。何か月未満なら翌年という決まりはありませんが、赤ちゃんの行事日計算ツールでは「生後2か月未満なら翌年」を初期設定にしています(変更可)。
| 誕生日 | 生まれた年の節句 | 初期設定での初節句 |
|---|---|---|
| 2027年1月1日(女の子) | 3月3日(生後2か月2日) | 2027年3月3日 |
| 2027年2月1日(女の子) | 3月3日(生後1か月2日) | 翌年の2028年3月3日 |
| 2027年4月1日(男の子) | 5月5日(生後1か月4日) | 翌年の2028年5月5日 |
4月3日に祝う地域なら、2月1日生まれでも節句のときは生後2か月2日になり、初期設定では生まれた年に祝う計算です。
初正月・ハーフバースデー・1歳の誕生日
初正月は生まれて初めて迎えるお正月で、男の子に破魔弓、女の子に羽子板を贈る風習があります。岡山市は、初正月の直前に生まれた場合も無理をせず翌年に行えばよいとしています。ハーフバースデーは生後6か月のお祝いで、誕生日の6か月後の同じ日が目安です(同じ日がない月は月末。2026年8月31日生まれなら2027年2月28日)。
満1歳の誕生日は「初誕生」とも呼ばれ、一升餅を背負わせたり、並べた品物の中から何を手に取るかで将来を占う「物選び」をしたりする地域・家庭もあります(岡山市、農林水産省)。
七五三・十三詣り・1/2成人式は何歳の年に祝う?
七五三は満年齢でも数え年でもよい
七五三は、3歳の男女、5歳の男の子、7歳の女の子の成長を祝って神社にお参りする行事で、11月15日が伝統的な日です(神社本庁「七五三」)。岡山市によると、日取りは11月15日前後の週末が多くなっています。
祝う年には、満年齢と数え年の2つの考え方があります。満年齢はその年の誕生日で3・5・7歳になる年、数え年は生まれた年を1歳とし、元日を迎えるごとに1歳ずつ加える数え方で、満年齢より1年早い年になります。2026年10月16日生まれの3歳なら、数え年は2028年、満年齢は2029年です(5歳・7歳は早見表を参照)。水天宮は「神社では数え年を基本とするのが一般的ですが、ご家族の皆様でご相談の上、いずれかを決めていただいております」と案内しています。
11月16日〜12月31日生まれの子は、満年齢の年の11月15日にはまだ誕生日を迎えていない点に注意しましょう(2026年12月1日生まれなら、2029年11月15日の時点では2歳)。
早生まれ・きょうだいの場合
1月1日〜4月1日生まれの早生まれの子は、前の年の4月2日以降に生まれた子と同じ学年です(理由は兄弟の学年差の決まり方で解説)。そのため数え年で祝うと、同じ学年の子が満年齢で祝う年と同じになります(例:2027年2月10日生まれの数え年の3歳と、2026年10月16日生まれの満年齢の3歳は、どちらも2029年)。
数え年と満年齢は子どもごとに選んで構わないので、組み合わせるときょうだいの七五三をまとめやすくなります。
- 兄が2023年5月10日、妹が2026年10月16日生まれ:2028年に兄の5歳(満年齢)と妹の3歳(数え年)を一緒に祝える
- 姉が2024年6月1日、弟が2026年10月16日生まれ:姉の7歳と弟の5歳を、2030年(2人とも数え年)か2031年(2人とも満年齢)にまとめられる
今の満年齢は年齢計算ツールで確かめられます。
十三詣りと1/2成人式
十三詣りは、数え年13歳の男女が虚空蔵菩薩にお参りして知恵を授かる行事で、関西を中心に行われています(農林水産省)。京都の法輪寺は、春の十三まいりの参詣期間を3月13日〜5月13日(4月13日が中日)と案内しています(法輪寺「行事・祭事」)。数え年13歳の年の4月13日は、4月2日〜12月31日生まれなら小学6年生、早生まれなら中学1年生の時期です。1/2成人式は10歳を祝う行事で、小学4年生の学校行事として行われることがあります。
日取りの選び方と、早く生まれた赤ちゃんの場合
六曜や土日祝より、体調を優先して
六曜(大安・友引・仏滅など)は、暦に書かれる日の吉凶の目安の一つです。お祝いごとには大安や友引を選ぶ家族もいれば、六曜は気にせず家族が集まりやすい土日祝を優先する家庭もあるので、祖父母も含めて話し合って決めるとよいでしょう。早見表の例では、前後7日で土日祝と大安・友引が重なるのは、お宮参りが11月22日(日・大安)、お食い初めが1月16日(土・友引)です。
何より優先したいのは、赤ちゃんとお母さんの体調です。水天宮は、生後半年たってからの初宮詣についても「是非ともお参りは必ずされて下さい」と答えています。
早く生まれた赤ちゃんと修正月齢
予定日より早く生まれた赤ちゃんの発育・発達は、出産予定日を0として数えた「修正月齢」で見ていくことがあります。大阪市のリトルベビーハンドブックは、早く小さく生まれた赤ちゃんはおおよそ3歳ごろまで修正月齢でフォローするとしています(大阪市「大阪市リトルベビーハンドブック」(PDF))。たとえば予定日より2か月早く生まれた赤ちゃんは、生後3か月で修正1か月です(2026年10月16日生まれ・予定日12月16日なら、2027年1月16日に修正1か月)。
赤ちゃんの行事日計算ツールは行事日を実際の誕生日から計算し、出産予定日を入れると今日の修正月齢も表示します。入院が長かった場合などは、退院して体調が落ち着いてからお祝いしても構いません。発育や発達で気になることは、主治医や保健師に相談してください。
※本記事は、2026年10月時点の法令(e-Gov法令検索)と、法務省・自治体・農林水産省・神社本庁・寺社の案内をもとに、お祝い行事の日にちの一般的な目安をまとめたものです。しきたりや日取りは地域・家庭・寺社によって異なります。出生届の受付や年末年始の休日は届出先の市区町村に、赤ちゃんの発育や体調、外出の不安は医師・保健師などにご相談ください。六曜は暦注の一つで、科学的な根拠があるものではありません。
よくある質問
お七夜はいつですか?生まれた日も数えますか?
生まれた日を1日目として数えた7日目が一般的で、誕生日の6日後にあたります。2026年10月16日生まれなら10月22日です。翌日を1日目と数える地域・家庭では、1日あとの10月23日になります。退院の時期と重なりやすいので、家族の都合に合わせて日をずらしても構いません。
お宮参りは生後何日目ですか?男の子と女の子で違いますか?
案内によって異なります。神社本庁は一般的に男の子は31日目・女の子は33日目、水天宮は男の子は生後31日目・女の子は生後32日目、岡山市は男の子は生後32日・女の子は生後33日の場合が多いとし、農林水産省は生後30日前後としています。地域による違いもあり、赤ちゃんの体調や天候を見て前後の日を選んで構いません。
お食い初め(百日祝い)の「生後100日」はどう数えますか?
生まれた日を1日目として数えた100日目、つまり誕生日の99日後です。2026年10月16日生まれなら2027年1月23日(土)です。岡山市は「生後100日目前後」、農林水産省は「生後100日頃」と紹介しており、前後の都合のよい日に行うこともできます。
出生届はいつまでに出せばよいですか?最後の日が土日祝の場合は?
生まれた日を含めて14日以内です(戸籍法第49条・第43条。国外で生まれた場合は3か月以内)。10月16日生まれなら10月29日が期限です。14日目が土日・祝日・年末年始など市区町村の休日にあたるときは、休み明けの開庁日が期限になります(地方自治法第4条の2)。年末年始の休日は市区町村によって異なることがあるので、届出先で確認してください。
初節句が生後すぐの場合は、翌年にしてもよいですか?
はい。岡山市は、初節句の直前に生まれた場合は赤ちゃんやママの体調に配慮し、無理をせず翌年に余裕をもって行えばよいと案内しています。何か月未満なら翌年という決まりはありません。赤ちゃんの行事日計算ツールは「生後2か月未満なら翌年」を初期設定にしていて、目安を変更できます。
七五三は満年齢と数え年のどちらで祝いますか?
どちらでも構いません。水天宮は、神社では数え年を基本とするのが一般的としつつ、家族で相談していずれかを決めてもらっていると案内しています。数え年は満年齢より1年早い年になり、早生まれ(1月1日〜4月1日生まれ)の子は、数え年で祝うと同じ学年の子が満年齢で祝う年と同じになります。
早く生まれた赤ちゃんの場合、行事の日はどう考えればよいですか?
行事の日にちは実際の誕生日から数えるのが目安ですが、入院が長かった場合などは、退院して体調が落ち着いてからお祝いしても構いません。発育や発達は、出産予定日を0として数える修正月齢で見ていくことがあり、大阪市のリトルベビーハンドブックでは、おおよそ3歳ごろまで修正月齢でフォローするとしています。